2017年12月18日月曜日

2017年 ありがとう、そしてさようなら

ご無沙汰しています。半年ぶりの投稿となりました。書こう書こうと思いながらも、どうしても意欲が湧かないまま1週間、1ヶ月、そして半年と経過していました。

今年は、ここ数年で一番辛い年となりました。
7月26日に、大事な宝物を失いました。
そのことを思うだけで涙が溢れ、胸が苦しく締め付けられるので、それが一番の理由でブログは書けませんでした。
でも今日は、
頑張って書こうと思います。
大事な宝物を愛おしむ意味でも、ここに残しておきたいと思います。


セバスチャン。。。。。。私のとっても大事な娘、猫ちゃん。

出会いはニューヨークのUnion Square にあるPetcoという、ペット用品店。そこで毎週だったか、毎月だったか行われている、ネコ里親募集のイベントへひとりで出かけました。
2000年の5月とか6月とかだったかな。 
数週間前に、フラウンダーと名付けた子猫ちゃんを譲り受けて来たばかりでしたが、1匹じゃ可愛そうだなと思ったことが、事の発端でした。

お店にはいつも何十匹という猫たちがケージに入れられて、里親を待っています。
アメリカは里親探しにはすごく力を入れています。のら猫はすぐ捕獲するし、ちゃんとチェックしてワクチンを打ってくれてから引き渡しとなります。
動物愛護団体の活動もかなりしっかりしているし、日本とは比べ物にならないぐらい、動物たちは守られています。

きっとセバスチャンもどこかのノラちゃんだったのでしょうね、優しい誰かさんに保護されて、そこのペット用品店にて家なき子としてケージに入っていました。

私は何十匹といる猫たちの前をウロウロ。。。。。
どの子が好みかなぁなんて思いながら、ケージの中にいるニャンコたちを端からゆっくり観察して行きました。

すると
白黒の寄り目の子猫ちゃんが、ケージから一生懸命手を出して私を触ろうとするのです。
"She likes you!"
ボランティアの方だと思われる、そこにいた白人のおばさんが私にそう言いました。

「ちょっとケージから出して触ってもいい?」
「もちろん!」

ちっちゃいその子を優しく抱き上げた途端、それはそれは嬉しそうにゴロゴロと喉を鳴らし、私の首の方まで登ってスリスリし始めたのです。

"She LOVES you!!"

これが、セバスチャンが私を選んでくれた日の出来事。
こうして、あの子を私の娘として迎え入れました。まだ、3ヶ月になる手前の子猫ちゃんでした。



Flounder & Sebastian (2000)


そのあと、サンフランシスコ→日本と一緒にお引越しをして、17年間という月日を大事な家族として一緒に歩みました。

セバスチャンは

とっても食いしん坊で
天使のように優しく
新しい猫が増えても面倒見が良く
何をされてもズッシリと構える器の大きい心の持ち主で
前世は人間だったと思えるほど頭が良く

本当に特別な存在でした。

たまに私が悲しそうにしてると
「マミー、大丈夫よ」
っていう顔で私を見つめたりして。

あの子が亡くなる直前も、
苦しいのに頑張っていっぱいお話ししてくれました。
きっと
「マミーありがとう。大好きよ」って言ってくれたんだと思います。




あんな素晴らしい天使を
最後
ひどく苦しんで死なせてしまったことが
私の一生涯の後悔となり
そして今も胸を刺される思いでいっぱいです。


ごめんね。ごめんね。ごめんね。
セバスチャン
本当にごめんね。


詳しいことは書きません。
最後は
獣医のミスで命を絶たれました。
私がその獣医を信じたばかりに
あの子は殺されました。

大事な娘を
簡単に奪って行きました。

何をしてももう返ってこないけど
絶対に許せる日は来ないと思う、自分のこともあの獣医のことも。

それでも私は前を向いて生きていかなければいけないので
今残された動物たちを
我が家のネコちゃんワンちゃんたちを大切にして
同じ過ちを犯さないように
そして
同じ目に会う動物達がいなくなるように
心がけて過ごしていくのみです。


あの子がどう死んだかではなく
あの子がどう生きたか、私と一緒に生きたかを
ちゃんと心に刻んで

そして償いたいです。

たくさんの愛をありがとう。
今も
そしてこれからも
ずっと愛してるよ、セバスチャン。
マミーがそこにいく日まで
待ってて!






























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